結論
国勢調査の「町丁・字等」と、住民基本台帳(住基)の「通称町丁」は、名称が同じでも区域(範囲)が完全には一致しないことがあります。 本サイトで「区域ずれ?」と表示した町は、名称は一致しているものの人口差が大きく、区域のずれ、または施設・集合住宅などによる実差の可能性がある町です。 差の数値を「そのまま人口の差」と断定せず、確認のうえでお使いください。
対象:25町(対応1232町のうち、名称一致かつ差の絶対値200人以上)。一覧は
boundary_candidates.csv を参照してください。
なぜずれるのか
- 区域のずれ:国勢調査は「町丁・字等」(統計上の区画)、住基は市が運用する「通称町丁」で、区画の改名・分割・合併・飛び地の扱いが異なることがあります。
- 施設・寮・病院:学生寮、社宅、病院、介護施設などは、住基と国勢で区域や計上先が異なることがあります。
- 新しい住宅・開発:宅地造成やマンション建設で区域や人口が短期間で変わります。国勢調査は5年ごとのため、時期により差が出ます。
- 時期差・外国人の扱い:国勢調査は10月1日、住基は9月末(本サイトの対応表は各年の9月末)です。また外国人を含むかどうかの扱いが異なる年があります。
どう判定したか
- 住基の町丁名と国勢の町丁・字等の名称を突合(表記ゆれ:ヶ/ケ、全角数字、丁目、舘/館、ノ/之 などを吸収)。
- 名称が一致した町のうち、差の絶対値が 200人以上 のものを「区域ずれ?」として注記。
- 大字(親区画)と丁目(子区画)の両方が対応する場合は、二重計上を避けるため親区画から子区画分を差し引いて比較(「調整」)。子区画の一部が未対応の場合は比較対象外(「対象外」)。
- 同名の別地区に計上されている場合は、近い方に割り当て(「別地区」)。
件数の目安(対応1232町中、名称一致):|差|200人以上=25町、300人以上=13町、400人以上=6町、500人以上=3町。 親子の二重計上は0町(すべて残差調整済み)。
注記の種類(注列)
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 区域ずれ? | 名称は一致するが差が大きく、区域のずれ等の可能性がある(本ページの対象)。 |
| 調整 | 親区画から対応済みの子区画分を差し引いて比較している。 |
| 対象外 | 子区画の一部が対応できず、比較できない(数値は非表示)。 |
| 別地区 | 同名称の別地区に計上されている(近い方へ割当)。 |
| ※ | 集約(町名・地区)に、何らかの注記付き町が含まれる。 |
見分け方の目安
- 同じ大字の中の丁目どうしで差が相殺していれば、区域の付け替え(境界変更)の可能性が高い。
- 大字全体で住基が多い/少ない場合は、施設・寮・新築などの実差、または区画のずれが疑われる。
- 差率が非常に大きい小規模町は、1棟の施設・マンションの有無で大きく動くため注意。
区域のずれを確定するには、国勢調査の「町丁・字等境界データ」と住基の町丁区域を重ね合わせて確認する必要があります。
出典・関連
- 富山市人口ビューアーに戻る
- 区域ずれ候補の一覧(CSV)
- 境界不一致の対応メモ(BOUNDARY.md)
- 出典一覧(SOURCES.md)
- 国勢調査(総務省統計局・e-Stat)
- 住民基本台帳(富山市オープンデータ・CC-BY)